こんにちは、MKです。私は医師としてのキャリアをスタートし、その後研究者、起業家としても活動してきました。私のキャリアパスは、最初から計画されていたものではありませんが、恩師から教わった「10年先を思い描くこと」という大切な教えが、私のキャリア形成に大きな影響を与えました。
医師、研究者、そして起業家としてのキャリア
私が医師になったのは、患者さんを治療し、健康を守るための使命感からでした。特に外科医としての経験は非常にやりがいがありますが、手術だけでは救える患者の数に限界があると感じました。また、医師としてのキャリアを積むほど、手術を行っても元通りの元気な体を取り戻すことは難しいとも実感するに至りました。この経験から病気自体を防ぐこと、そして、未だに満たされない課題(unmet needs)を何とかするためには自分自身で研究、開発しなければならないと感じるようになりました。そして研究者としての道を歩み始めました。研究はいろいろな形がありますが、病気自体の理解(病態理解)、そしてそこから新しい治療法を開発するというのが大きな流れだと思います。研究成果を実際の医療現場に応用し、より多くの患者さんに届けるためには企業と協力するという方法、そして自ら起業するという選択肢もあります。私は、医療機器開発やその他の治療法の研究も行ってきましたが、未解決の医療ニーズ(unmet needs)を解決するために、起業という困難な道に挑むことにしました。そうすることで、責任を持って世に送り出すために全力を尽くすこと、そして常に挑戦し続けることでワクワクした気持ちを持ち続けられることができ、より楽しい人生を送ることができると考えたのです。自分以外にも手術をできる人はいる。でもこの道は自分の人生をかける価値があると考えたわけです。
10年先を思い描くことの重要性
恩師から教わった「10年先を思い描くこと」という教えは、私のキャリア形成において重要な指針となりました。実際には、時代や環境が変わるため、決して思った通りにはならないです。しかし、10年先を想像する力は、自分に強さとしなやかさを与えてくれます。つまり、長期的な視点を持つことができるようになることで、方向転換が必要な場面で次の10年を見据えて道を選ぶことができるようになります。自分の思い描く10年先の未来を実現するために絶え間なく行ってきた努力、そして経験は決して無駄にはならず、先を読む力や基礎となるスキルは必ず継承され、確かな力となるはずです。
自分で人生の舵を切る
このプロセスを繰り返すことで、自分自身で人生の舵を切りながら、唯一無二の存在として歩むことができるようになります。自分の強みを活かしながら、新しい挑戦を続けることで、プロフェッショナルとしての成長を続けることができます。
外科医と起業家の両立
現在も外科医として患者さんの治療に従事しつつ、起業家として医療機器の開発等にも取り組んでいます。これまでの努力・経験によって、効率的にかつ密度の高い時間を過ごせるようになり、複数の仕事もなんとかやりくりできるようになっています。
信頼できる仲間の重要性
また、信頼できる仲間の重要性も忘れてはなりません。夢が大きくなるほど、一人の力では達成することが難しくなります。しかし、支えてくれる仲間がいれば、困難な道のりでも前へ進むことができます。仲間と共に目標に向かって努力し続けることで、大きな成果を達成できるのです。
最後に
キャリア形成において重要なのは、長期的な視点と柔軟性です。10年先を見据えながらも、時代の変化に対応する力を持つことで、どんな状況でも前向きに進んでいくことができます。皆さんも、自分自身の未来を思い描きながら、今できることに全力で取り組んでみてください。その努力は必ず未来の自分を支える力となると思います。
この記事が皆さんのキャリア形成に役立つ情報となれば幸いです。引き続き、プロフェッショナルとしての成長に関する有益な情報をお届けしますので、ぜひチェックしてくださいね!
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